去る2月10日に、当協議会主催、神奈川大学・日本学術振興会・防災行政研究会共催による危機管理セミナーを第二衆議院会館にて開催した。 当協議会小嶋勝衛会長の挨拶の後、レオ・ボスナー元FEMA危機管理官による基調講演「米国FEMAの経験から見た日本の防災体制への提言」があり、日本においてもFEMAのような組織が必要であることが指摘された。
次に、務台俊介神奈川大学教授(当協議会理事)をコーディネーターに「広域災害とその対策」と題するシンポジュウムを行った。 パネリストはNBCR対策推進機構井上忠雄理事長・日本経済新聞清水真人解説委員・京都大学村松岐夫名誉教授・元内閣総大臣秘書官小野次郎(現参議院議員)・元兵庫県防災局長谷公一(現衆議院議員)の5氏である。 我が国の防災体制の諸問題について、それぞれの経験、立場から数多くの指摘がなされ防災体制の整備が喫緊の課題にあることが強く述べられた。 第一回セミナーの出席は予定定員の約100名の参加者であった。
|