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クライシスマネジメント協議会第1回総会報告

理事会の様子
理事会の様子

 10月31日15時30分より、衆議院第2議員会館において第1回総会を開催した。総会に先立って同会館内で理事会が行われ、規約、人事、会計・事業報告、及び事業計画等が承認され、小嶋勝衛新会長を中心とした新体制が発足し、新たに理事長が創設され初代理事長には長田逸平氏が就任した。(専務理事兼務)また、会員からの要望による委員会活動のみに特化した会員としての準会員制度も新設された。

第1回総会会場の様子
第1回総会会場の様子

 総会では、小嶋勝衛会長の挨拶ではじまり、石原信雄前会長との縁や自己紹介を交え、社会のため、国家のため、民間の企業の力を結集し、私たちがどう幸せに生きていくかということに真剣にアプローチしてゆくことの重要性を述べ、参加者にさらなる支援を呼び掛けた。また、前田武志国土交通大臣が挨拶に立ち、経験からもこのような会からの政策提言を期待しているとの激励があり、続いて小野次郎参議院議員からは国や企業が一体となるようなクライシスマネジメントの場としての協議会の存在を評価したいとの挨拶があった。次に、当協議会の副会長、顧問をはじめ、理事並びに新体制の特徴でもある衆参国会議員、都議会議員が紹介された。基調報告並びに諸報告に立った長田逸平理事長は、石原信雄前会長から小嶋勝衛会長への会長交代の経緯や協議会の実効レベル向上のための国会議員等の参画を含む新役員の報告、また、設立から今日までの活動報告が行われた。さらに、会の現状を踏まえて会員の増強が訴へられるとともにさらなる協議会の活用を望む旨が述べられた。

水道水圧エネルギー活用委員会 今本博健委員長
水道水圧エネルギー活用委員会 今本博健委員長

 活動報告としては、現在活動している三つの委員会の委員長から報告があった。水道水圧エネルギー活用委員会からは、元京都大学防災研究所所長で京都大学名誉教授今本博健委員長が登壇し、災害時に電気が切れるということにおいて、研究者として実効性のある防災活動として本委員会の委員長に就任したことなどが話された。同委員会からは今本委員長の他に井本委員からもプロジェクターを用いての使用実績なども紹介された。

水道水圧エネルギー活用委員会 活動報告

花プロジェクト委員会 今中忠行委員長
花プロジェクト委員会 今中忠行委員長

 次に、花プロジェクト委員会からは立命館大学生命科学部学部長で元日本学術会議会員でもあった今中忠行委員長からは、当協議会が単に議論する場ではなく具体的に行動する場であることに賛同したと述べ、ファイトレディメーションの効能の真実などが語られた。また、同委員会の松浦委員から進捗状況として福島県須賀川市との関わりや地元企業との共同事業化などが報告された。

分散型上下水道システム研究会 伊庭良知事務局長
分散型上下水道システム研究会 伊庭良知事務局長

 最後の報告者としては、当協議会の幹事であり、分散型上下水道研究会伊庭良知事務局長が被災地の実情などを踏まえ委員会を四分科会で構成し活動させる予定にあること、簡易トイレを陸前高田市の森林組合で実証試験を行ったことが報告された。なお、当研究会の委員長は熊本大学古川憲治教授である。