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クライシスマネジメント協議会の参画へのご案内

クライシスマネジメント協議会の参画へのご案内
〜自治体等との連携と防災産業の育成〜
平成23年6月1日
クライシスマネジメント協議会
専務理事 長田 逸平

 クライシスマネジメント協議会は大規模・広域災害を想定し、民間の企業や団体と行政機関(中央・地方)との連携をつくり、それに対処する社会環境の整備を目的に、有志によって創設した団体であります。

 本協議会の発足は2010年9月28日であり、組織化を始めたところに今回の災害が発生し、組織的に何も出来なかったことは悔まれます。

 そこで、本協議会の活動の一環として、約1900 の地方自治体等に災害対策に関する情報を無償で提供している他、本協議会会員によるプロジェクト・研究会・部会への参加、年間を通して開催している危機管理セミナーの実施をしています。

 既に、さまざまな英知を具体化した民間企業の事業・提案を見ることができますが、それらが個々の営為に留まることなく、成果の連携(リンケージ)が可能になれば、より大きな効果を発揮することが期待されます。

 広域性や産業の連関性等に鑑み、多くの企業情報を自治体等に提供する必要があり、また、防災にかかる産業を新たな地域産業と位置付け、地域振興に資するとともに、防災産業市場を形成することによって、コストダウンを図り、住民の負担も軽減ができると考えます。

 復旧に際しても、総合的な対応が求められ、行政機関と企業・団体・市民が一体とならなければ実効性はありません。

 連携の悪さが第二の災害をもたらしている姿を見るにつけ、明確な指示系統の必要性、装備に対する知識・情報、さらには生活全般を俯瞰した支援態勢の必要を誰しもが持ったと思います。

 以上をご斟酌の上、本協議会にご参画下さいますようお願い申し上げます。